GRIEF

日本語歌詞

 

両手に持ったハンマーと鉈

体中に浴びた血飛沫

どれほどの男を殺してきただろうか

バラバラにされ、投げ捨てられ、腐っていく

 

あなたを壊してしまうのが悲しい

あなたを切り裂いてしまうのが悲しい

それでも繰り返してしまう

何度も何度も

殺してしまえばまた新しい相手を捕まえる

 

私に惨殺されるためだけに生まれてきた

あなたはなんて不幸な人

絶望と懇願の目で私を見ている

あなたはもう叫ぶ事さえできない

かわいそうなあなた

 

骨を砕く感触が忘れられない

血が噴き出す光景が忘れられない

涙を流しながら手を振るう

震える手は息絶えた首を絞め続ける

 

切り刻むことに悦楽を感じる

叩き砕くことに恍惚を覚える

こんなにも喜びに打ち震える自分が悲しい

落ちた涙は赤く染まる

 

こんなにも人を殺しても欲望は満たされない

私はなんて不幸な人

男を殺している時にだけ生きている事を実感できる

悦びに震えながら涙を流す

かわいそうな私

 

 

 

ライナーノーツ

 

 この曲の一番の特徴はやはり長いツインリードで、そういう曲を作りたいなーと思って作った曲です。

ハモリ側のパートは必ずしもメインパートのフレーズの3度下というわけではないので、気づきにくいですがいい感じの面白い響きになっていると思います。

 やはりギターが2人いてこその曲なのであまりライブでやれてないです。

サビのメロディから発展させて作った曲で、サビのボーカルは現在のようなクラシカルスタイルですね。

 

歌詞は、人を殺すことに何よりも悦びを感じるんだけど、そんな自分を自分で憐れんじゃってるとかいうホントにどうしようもない人のお話です。

この曲も主人公は女性です。